DNAから解る日本人のルーツ~DNAの構造について


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DNAの構造

最終更新日:2017/12/10          

DNAから日本人のルーツが解るのですがそのDNAの構造について説明します。以下が人間の細胞の概略図となりますが、 細胞の中には核があり、その中に染色体が23組46個あります。その染色体にDNAが2重らせん構造で巻き付いています。

DNAは物質の名前であるのに対して、遺伝子はDNA中の一部の遺伝情報の事を言います。またゲノムはDNA中の全ての 遺伝情報の事を言います。

また細胞には核のほかにミトコンドリアという物質が存在します。これは一つの細胞に数万個あり、酸素を取り込みエネルギー を生成しております。ミトコンドリアには染色体にあるDNAとは別のDNAが存在しこれをミトコンドリアDNAと言います。 これは、もともとはミトコンドリアは別の生物だったのが、大昔どこかのタイミングで細胞に取り込まれたことを示しております。
 

以上が各物質の名前と機能になりますが、この中でも特に染色体とミトコンドリアDNAが日本人のルーツを示す手掛かりになり重要なため、 詳細を以下に説明します。

■Y染色体DNA
核の中にある染色体は23組46個あると説明しましたが、この染色体は父親と母親それぞれから引き継いで一組の染色体となります。 そして染色体の一つである性染色体が男女の性別を決めております。Y染色体があると男となりXYの組み合わせとなり、XXの組み合わせでは女となります。

ここで一つ重要な性質として、Y染色体は男から男にずっと引き継がれていくのが解ります。従ってY染色体のDNAを調べれば父親の祖先が解ります。 (X染色体は入れ替わりが起こるため祖先を追うことは難しいです)



余談ですが、日本の天皇は男系の継承がずっと行われてきました。これは血統を継ぐという意味で行われてきたのですが、DNAの観点からもこれは正当性のある 行為だったのです。しかし、DNAの事など解っていない古代から男系継承が行われてきたのは、本能的なものなのでしょうか? それとも別の理由があるのか、不思議なことです。

■ミトコンドリアDNA(mtDNA,mDNA)
mtDNAは細胞の中にあるミトコンドリアが持っているDNAです。もともとミトコンドリアは別生物でしたので核DNAとは別のDNAを持っており、環状2重らせん構造となっています。 Y染色体DNAは父親のものを引き継ぐのに対して、mtDNAは母親のものを引き継ぎます。従ってmtDNAからは母親の祖先を追う事が出来ます。